2025年9月。まだまだ暑いですが、先日降った大雨で結構気温はましになってきましたね。
今日は大阪でネギ焼き(キャベツは使わず、ネギのみを使ったお好み焼きみないなやつ)を食べました。
粉物を食べると若い時の上司との会話を思い出します。
社会人も少し慣れ、先輩と雑談も楽しめる余裕が出てきた社会人2年目の頃、よく上司とランチに行ってました。
ランチ中の雑談で、上司には小学生の子供がいて、自由研究をしている。子供はお好み焼きを自由研究の題材にしているようで、最近色んなお好み焼きを食べ歩いているんだ、みたいな話をしていました。
この先輩は食べることが好きなので、「絶対自分の食べ歩きの趣味に子供の自由研究巻き込んで、自分の食べ歩ききっかけ作ってんな。」と思っていました。
そんなことを話していたら、ふとその先輩が、「お好み焼きともんじゃ焼きってどっちが最初なんだろう?」とつぶやきました。
当時は初期のiPhone(なつかしのiPhone3)が出た時くらいで、会社の支給携帯はガラケー。
スマホをみんなが持っているわけではありませんでした。
しょうがない、若手のデジタルパワー見せたるか、ということで私は自分が持っているiPhoneでさっと調べて教えてあげよう・・・とスマホで調べようとしていたら、上司から一言・・・
「おい、ちょっと待て、何でもすぐに調べるのはバカになるからやめろ。」
・・・え?・・・なんでも教えてあげるよ?若手のデジタルパワーだよ?調べたら大体なんでもわかるんだよ?あ、もしかしてiPhone知らないの?
と思いながら、ぽかんとしていたのを見越したのか、
「すぐ調べるな。まず自分の仮説を持て。何も考えずに調べたら答えがあるものしかわからなくなる。
俺たちが相手にする経営者の課題は、常に答えがない。そこに調べますよ、だと価値はない。自分なりの仮説を持って、ぶつけて議論しに行くことが価値になるんだよ。」
な・る・ほ・ど~~~なんでもかんでも調べてたら、調べる癖はつくけど、考える癖がつかなくなる、ということか。
確かに・・・調べるだけだと自分の知識にはなるけど、考える力は身につかなさそうにも思えます。。。
このお好み焼き vs もんじゃ焼きの話は、今でも思い返すことが多く、ちゃんと仮説を持てているか。というのは常に自問自答するようになりました。
ただやっぱり、「自由研究を親のエゴで決めてたら、子供の仮説も力も身につかねーんじゃないのか。」とという気持ちはぬぐえませんでした。。。
ちなみに、お好み焼き vs もんじゃ焼きについては、いきなりあんなシャバシャバなもんじゃ焼きを作ろう・食べようってなるようには思えず、、、
お好み焼きが発展してきたけど、お金のない人たちはお好み焼きのようながっつりしたものは食べられない。なので、生地を薄めて薄めて、シャバシャバにして、それをおいしくしようとした努力の結晶がもんじゃ焼き、ということではないか。つまりお好み焼きが最初、という仮説を持ちました。
あえて調べてませんが、合ってることを祈っています。
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